CO2貯留技術

クリーンエネルギーの未来を支える不可欠な要素

CO2を地中に貯留する方法は、「地中貯留法」や「地中封入法/地中隔離法」と呼ばれています。これは、火山活動によって数百万年前から地中に眠る、石油や天然ガス、少数例としてのCO2などの自然現象と、同じ理論に基づくものです。世界には、CO2を安全に貯留てきる地層が、数多く点在しています。

地中貯留法は、特に目新しい技術ではありません。石油や天然ガスの採掘事業では、石油増進回収法の一環として、約40年前からCO2の地中貯留を成功させています。

カライド酸素燃焼プロジェクトでは、CO2の輸送・貯留の計画や調査に、多大な労力を費やしてきました。2014年末には、研究パートナーであるCO2CRCと共同で、ビクトリア州のオトウェイ・プロジェクトにおいて、注入試験を実施しました。 

これは、オーストラリアの発電所が排出したCO2を、研究目的で回収、輸送、注入、分析した初のケースとなりました。研究チームがCO2の注入場所として選んだのは、地下約1,400メートルにあった貯留層です。試験注入の結果については、酸素燃焼後に回収したCO2の地層内における、地球化学的・物理的な反応を評価するための分析が行われています。


数年間の調査を経て、本プロジェクトのフィージビリティスタディをまとめました。概要(英語版)は上をクリックしてください。

 

モデリングの結果、地中貯留したCO2は1000年の間に20-60%の割合で地中に吸収される可能性があることが分かりました。

BPオルタナティブエナジーCO2貯留アドバイザー、トニー・エスピー氏


 

豪州の貯留層分布

 

注:豪州の堆積盆地は何千年もの間石油や天然ガスを貯留しているが、上の表示部分すべてがCO2貯留に適しているわけではない。

Geological Storage

地中に圧入した液化CO2は徐々に貯留層内部に浸透していきます。貯留層の上部は不浸透性のキャップロックで覆われているため、CO2を逃しません。貯留層内部のCO2を分析するため、監視井が設けられています。